ボードゲーム・エントランス

ボードゲームやカードゲームを中心としたアナログゲームを紹介しています。なお、2016年1月28日以前の記事は、株式会社インプレスが運営していた“ゆるこいぶろぐ”に掲載していた記事を、許諾を得て転載したものです。

6,000人以上が訪れた"ゲームマーケット2014春"に行ってきました

 6月1日に開催されました、アナログゲームのイベント"ゲームマーケット2014春"に行ってきました。6月開催ということで雨を心配していたのですが、それは杞憂に終わりました。その代わり気温がぐんぐん上がって、真夏日に。会場内も暑いのだろうなと思いつつ、いつもどおり昼過ぎに会場へ。会場への行きすがらは、同じようにゲームマーケットへ向かう人たちが散見されましたので、人の入りは上々の予感がしました。

 

gamemarket14s01.jpg

 

 

 会場に着いてみますと、やはり混んでいました。今回から会場が"東京ビックサイト"の西4ホールに変更となり広くなったはずなのですが、混雑具合は前回と同じくらいか、より混んでいたのではないでしょうか。主催者の発表によりますと、参加者数は過去最多の6,500人ほどを記録したそうです。

 

 また、不安だった室温の高さですが、筆者が着いたころは朝ほど混雑はしていなかったためか、危惧していたほどではなかったのは助かりました。

 

 "ゲームマーケット"とは、アナログゲームの即売会とフリーマーケットの合わさったようなイベントです。扱われているジャンルはカードゲームやボードゲームテーブルトークRPGシミュレーションゲームゲームブックなどなど。

 

 主にサークルが制作したオリジナルのアナログゲームを購入・体験できる"一般ブース"は280以上、主に企業が参加する"企業ブース/特設ブース"は40以上と、昨年秋のイベントと比べても3割増し。その上、前回はスペース確保の関係でなかったフリープレイのコーナーも復活するというオマケ付きです。

 

 今回は、イベントにあわせて著名なサークルや企業ブースが、いつも以上に多くの新作発表や先行販売を行ったという印象が強かったです。中には当日に隠し玉を発表したところも。聞いた話では開場直後はワンナイト人狼や、『ハートオブクラウン』のFLIPFLOPs、『真空管ドールコレクション』のJHラボなどのブースに行列できたとか。

 

 ただ今までとは違ったのは、企業ブースの新作はそれなりの種類が、午後になってもしっかり在庫があったことです。過去の経験からしますと、著名なサークルの作品はもちろんのこと、企業ブースの作品であってもしばしば昼には売り切れてしまう場合が多かったように思います。

 

 したがいまして、新作を買うには前もって予約をするか早く行って並ぶなどの必要があったのですが、特に今回は即売り切れといった状態はだいぶ緩和されたのではないでしょうか。といいましても昼過ぎに会場を回った感じでは、一般サークルを中心に売り切れの告知が結構目に付きましたので、どうしても欲しいものがある場合はしっかり準備をする必要がありそうです。

 

gamemarket14s02.jpg

 

 以下、会場の様子をご覧ください。

 

gamemarket14s03.jpg

gamemarket14s04.jpg

gamemarket14s05.jpg

 

gamemarket14s06.jpg

コトノハゲームズの新作はボードゲーム『迷宮まーちゃんと☆うぃっち』

 

gamemarket14s07.jpg

ホビージャパンのブースは既に在庫が少ない状態に。『八分帝国』や『コンセプト』が先行販売されていた

 

gamemarket14s08.jpg

また、今後予定されている日本語版のタイトルと発売時期も発表されていた。『ツォルキン:マヤ神聖暦』が2014年夏、『ブループリント』が2014年7月など

 

gamemarket14s09.jpg

ワンドローの新作は人気シリーズ"ロストレガシー"の第3弾『ロストレガシー 貧乏探偵と陰謀の城』

 

gamemarket14s10.jpg

弊社のグループ会社リットーミュージックは4種類のカードゲームで遊べる"遊べるBOOK"シリーズなどを持参

 

gamemarket14s11.jpg

gamemarket14s12.jpg

6月20日発売予定の大人の謎解き絵本『幽霊城からの脱出』の見本も展示されていた

 

gamemarket14s13.jpg

Role&Rollのブースでは、カナイセイジ氏の『ラブレター』の販売や、新作『God's Gambit』の先行販売などが行われていた

 

gamemarket14s14.jpg

ニューゲームズオーダーのブースでは、日本フェンシング協会公認の2人用ゲーム『アン・ギャルド』を先行販売

 

gamemarket14s15.jpg

 

gamemarket14s16.jpg

タチキタプリントのブースでは、1955年に作られたボードゲーム『BANTU』を先行販売

 

gamemarket14s17.jpg

オインクゲームズのブースでは、カードゲーム『マスクメン』を先行販売

 

gamemarket14s18.jpg

フリープレイコーナーは常に満席

 

 また今回は、毎回設けられている"こどもゲームコーナー"のほかに、"リアル謎解きゲームマーケット""どうぶつしょうぎとなかまたち""チェッカー・ドラフツ"といった特設コーナーも設けられていました。

 

gamemarket14s19.jpg

特設ブースの1つ、チェッカー・ドラフツ体験コーナー

 

gamemarket14s20.jpg

 

gamemarket14s21.jpg

どうぶつしょうぎのブースも賑わっていた

 

gamemarket14s22.jpg

 

gamemarket14s23.jpg

こどもゲームコーナーでは親子連れで楽しんでいる姿が多かった

 

gamemarket14s24.jpg

リアル謎解きゲームマーケットの受付とお姉さんたち

 

gamemarket14s25.jpg

会場内には謎の依頼があちらこちらに点在していた

 

gamemarket14s26.jpg

そして毎回賑わうオークション

 

 このように会場の広さは1.5倍になったにもかかわらず、混雑具合は前回以上となったゲームマーケットですが、今後の予定は"ゲームマーケット2014秋"が11月16日に東京ビッグサイトで、"ゲームマーケット2015大阪"が来年3月1日にハナミズキホールで開催とのことです。このままではあと数回でまたもう少し広い会場に変える必要が出てくるかもしれませんね。

 

●URL

Game Market -

http://gamemarket.jp/

Game Market - 新着情報・ブース情報

http://gamemarket.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=3030

 

(橋本 崇史)