東京ビックサイトに会場を移した"ゲームマーケット2013春"に行ってきました
4月28日に開催されました、アナログゲームのイベント"ゲームマーケット2013春"に行ってきました。今回から会場が東京ビックサイトに変わりスペースが広くなったということなので、ゆったりと見て回れるかもと思いながら昼過ぎに着いたのですが、大盛況だったためそんなことにはなりませんでした。
"ゲームマーケット"とは、アナログゲームの即売会とフリーマーケットの合わさったようなイベントです。扱われているジャンルはカードゲームやボードゲーム、テーブルトークRPGやシミュレーションゲーム、ゲームブックなどなど。
今回は、主にサークルが制作したオリジナルのアナログゲームを購入・体験できる"一般ブース"は180以上、主に企業が参加する"企業ブース/特設ブース"は30以上と、昨年開催された"ゲームマーケット2013秋"と比べてもボリュームアップ。
前回までは浅草の東京都立産業貿易センターで行われていましたが、今回からは東京ビックサイトに会場が移りました。その結果、諸費用が値上がりしましたが、会場のスペースは広くなり、1フロアにまとまったおかげで今までは複数の階に分かれていて行き来が多少不便だった件も解消されるなど、利便性は高まったように感じます。
今回参加して印象的だったのは、"一般ブース"で展示されていた各作品のクオリティが、かなり高くなっているということでした。そのまま店頭に並んでも違和感が無さそうな作品がそこかしこに並んでいて、アナログゲーム熱の高まり具合を実感した次第です。
また、会場のスペースが広くなったにもかかわらず、どこもかしこも人、人、人でごった返していたのも印象的でした。聞いた話によりますと、開場前に多くの人が行列を作ったため10時開始の予定を10分繰り上げざるを得なかったとか。結果、今回も昼ごろには各所のブースで売り切れが続出するという状態になったようです。
さらに、販売スペースのそばに試遊のスペースを設けているところが多かったのですが、どこも体験者でいっぱいでした。もちろん、フリースペースも満員御礼で大盛り上がりです。
そしてもうひとつ、今回は会場の照明が落ちるハプニングがあったのですが、特に大騒ぎになることもなくイベントが続いていったのは、驚きました。周辺の明かりはついていたとはいえ、会場の中央付近はかなり暗かったはずです。にも関わらず、ちょっとしたイベントが起きた程度のざわつきがあったくらいで、何事も無く楽しんでおられたかたがたが大勢を占めていた感じでした。皆さんオトナ過ぎます。
ちなみに、照明が落ちている最中、「ただいま電気が落ちておりますが、本イベントのゲームは電源を使用していないためそのまましばらくお待ちください」という感じのアナウンスが流れて、会場内は拍手喝采でした。
このように盛り上がった"ゲームマーケット2013春"ですが、今回の総参加者数は約5,000人と、またもや過去最高を記録したとか。広い会場に移ったばかりですが、早くも手狭になってしまったのではと感じてしまうくらいの人出でした。とくに買いたい作品がある場合は、前もって取置きしてもらうとか、早く来て並ぶなどの工夫をしたほうがよさそうですね。
なお次回は、11月4日に同じ会場で開催予定とのことです。
●URL
Game Market 2013 -
(橋本 崇史)