出展希望者多数で抽選となった"ゲームマーケット2014秋"が11月16日に開催
アナログゲームのイベント"ゲームマーケット2014秋"開催まで1カ月を切ったということで、カタログをチェックしたところ色々と変更点がありました。気づいた範囲で気になるポイントをまとめてみます。
"ゲームマーケット"とは、アナログゲームの即売会・体験会を中心としたイベントです。扱われているジャンルはカードゲームやボードゲーム、テーブルトークRPGやシミュレーションゲーム、ゲームブックなどなど。
主にサークルが制作したオリジナルのアナログゲームを購入・体験できる"一般ブース"や、主に企業が参加する"企業ブース/特設ブース"などが用意されています。
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"ゲームマーケット2014秋"は11月16日(日)に東京ビッグサイトの西4ホールで開催予定で、開催時間は10時から17時まで。入場料は、事前販売されている入場チケット付きカタログは1,500円(税込み)、当日販売される入場チケットは1,000円(税込み)、カタログは500円(税込み)。なお、保護者同伴の小学生および学生証を提示した中高生は入場無料とのこと。
カタログをざっと見てまず気になったのは、バザールやオークション、フリープレイコーナーがなくなったことです。カタログによりますと、フリープレイコーナーについては出展者多数のためなくなったとか。来春の"ゲームマーケット2015春"の会場は今回と比べて30%広いとのことですので、条件が整えば復活を期待したいです。
ということからもお分かりのとおり、今回は出品希望者が多かったため、初の抽選になったそうです。参加ブースは約340で、内訳はボードゲームが107、カードゲームが168、テーブルトークRPGが19、シミュレーションゲームが17、グッズ・アイテム関係が15、その他が17ということでした。
そして今回の目玉は、"ゲームマーケット大賞"の設立です。年間3回に渡る"ゲームマーケット"で発表された作品を対象にする賞で、数回の審査を経て優秀作品や大賞を選定するとのことで、初回は"ゲームマーケット2014秋""ゲームマーケット2015大阪""ゲームマーケット2015春"で発表された作品が対象になります。
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なお、ゲームマーケット大賞は、現時点では"TRPG、TCG、ウォーシミュレーションゲーム、伝統ゲームは対象外"となっていますが、カタログによりますと"順調に課題を克服でき、運営が軌道に乗りましたら、いずれはTRPGやウォーゲームなどのジャンルにも対象を広げることも考えていきたい"とのことです。
つづいて個人的にうれしかったのは、キッチンカーコーナーの新設で、手軽に食事がとれるようになったことです。会場脇の屋上展示場で、11時から17時までの間、5つの屋台が並ぶとのこと。会場をグルグル回っていますと、お腹が減るんですよね。出展するかたがたにとっても、会場近くにこのような施設がありますと助かるのではないでしょうか。
また、面白い試みだと思ったのは"いいね!カード"です。これは参加ブースがそれぞれ10枚だけ配布できるカードで、来場者が気に入ったブースから受け取り、投票箱に投票するそうです。そしてもっとも回収率の高かったブースには"おもてなし賞"が与えられ、副賞として"ゲームマーケット2015春"のブース料金が無料になるとか(ただし副賞は3ブース分なので多数の場合は抽選とのこと)。
このカードで重要なのは、感想などの書き込みができることです。会場は人が多いこともあり、来場者がブースの人と直接やり取りするのは難しい場合もあるでしょうから、こういう形で意見を伝えられるのはよさそうです。
そのほかの注目イベントとしましては、前回に続き参加型のイベント"リアル謎解きゲームマーケット2"が実施されるほか、"ニコニコ生放送"のブースでは"ニコニコ自作ゲームフェス"の受賞作の実況プレイなどが行われるそうです。
加えて手前味噌になりますが、弊社のグループ会社リットーミュージックも、4種類のカードゲームで遊べる"遊べるBOOK"シリーズや"脱出ゲームブック"、謎解き本"NAZO-BOOKS"などを扱うブースを設けるそうです。
一方、カタログ自体の内容で気になったのは、後半の"ゲームマーケットプレス"に新設されましたコーナー"GMアンケート結果発表!"です。前回のゲームマーケット"ゲームマーケット2014春"で回収されたアンケートの結果をまとめたもので、どんなかたがたがどのような形で参加しているかが垣間見えて興味深かったです。
ちなみに、アンケートに寄せられた意見から、キッチンカーコーナーの新設や公式グッズのエコバッグ再販などにつながったとのことですので、何かアイディアがあったらどんどんアンケートに記入すると実現するかもしれません。
そのほか、ゲーム作家へのインタビューが掲載されているのも注目ポイントで、今回は"ゲッサン"でアナログゲームをテーマにした漫画『放課後さいころ倶楽部』を連載している中道裕大氏、"カワサキファクトリー"、"ワンドロー"の3組です。
以上、駆け足で"ゲームマーケット2014秋"をご紹介してきましたが、今回もブースの数はかなり多いですので、事前にカタログを購入するなどした上で、ある程度目的を絞り込んでおくことを強くオススメいたします。なお、予約が必要なところもありますのでご注意ください。
●URL
Game Market -
Game Market - ゲームマーケット大賞の創設について
http://gamemarket.jp/modules/tinyd01/index.php?id=79
(橋本 崇史)