7,000人以上が訪れた"ゲームマーケット2014秋"に行ってきました
11月16日に開催されました、アナログゲームのイベント"ゲームマーケット2014秋"に行ってきました。昨年よりも若干よりも若干遅めの開催ということで、当日は秋晴れで少し肌寒いという絶好の外出日よりでした。筆者はいつもどおり人波が一段落する昼過ぎに会場へ向かったのですが、入場口付近の人の出入りをみたところでは今回も人の入りはよさそうです。
会場内の込み合いは、にぎやかでしたが前回と同じくらいでした。このくらいですと会場をざっと見て回るのは比較的スムーズです。主催者の発表によりますと、参加者数は今回も過去最多を更新して7,200人ほどを記録したそうです。
といってもスムーズなのはざっと見て回る際だけでして、各ブースの体験卓は基本的に埋まっていましたし、買い物をする場合もブースによっては遅い時間まで行列ができているところもありました。また聞いた話では、早い時間帯には"カタンの開拓者たち"の新作を2種類先行発売したジーピーのブースがかなり人気だったそうです。
"ゲームマーケット"とは、アナログゲームの即売会とフリーマーケットの合わさったようなイベントです。扱われているジャンルはカードゲームやボードゲーム、テーブルトークRPGやシミュレーションゲーム、ゲームブックなどなど。
今回は出展希望者が多く初めて抽選になったということで、主にサークルが制作したオリジナルのアナログゲームを購入・体験できる"一般ブース"は300ほど、主に企業が参加する"企業ブース/特設ブース"は40以上と、今年春のイベントと比べても増加しています。その代わり、スペース確保の関係でフリープレイやバザールのコーナーがなくなっていますが仕方なしです。
そんな中ブースを回ってみたのですが、今までと比較しますと昼過ぎという時間でも品切れになっていない場合が多かったようです。筆者は今回、少しだけがんばって買い物しようと考えておりましたので、いくつかの作品は事前に予約していたのですが、そのようなブースであっても予約なしに購入できる場合が多かったです。
おかげで当日に目についた作品をついつい買い込んでしまい、ゆうパックのお世話になる羽目になるといううれしい誤算がありました。
さて、毎回色々なブースあったり企画が行われるわけですが、今回筆者が注目したのは"ポストカードゲーム!"企画です。サークル"十式ゲームワークス"の呼びかけで行われた非公式の企画で、ポストカードの形式でゲームを作って頒布してみようという内容です。
呼びかけに応えて集まったサークルは30以上。当日は参加サークル情報を集約したチラシが"十式ゲームワークス"のブースで配布されました。その"十式ゲームワークス"のかたにお話を伺ったところ、コンプリートを目指すと意気込んでいるかたがいらっしゃったとのことですので、筆者もチラシを頼りにどれだけ買えるかチャレンジしてみました。結果、途中で体力が尽きてしまい十数種類の購入にとどまりましたが、実際に遊ぶことを考えますとこれでも十分な収穫です。
以下、会場の様子をご覧ください。
ニューゲームズオーダーのブースでは、『枯山水』や『クレムリン』を先行販売。またお話をうかがったところ、先日発売された『交易王』や『モダンアート』の出荷数は今までの作品よりもだいぶ多いとのことで、人気の程がうかがえる
そして忘れてはいけないのが、今回のゲームマーケットで発表された作品から、アナログゲームを対象とした"ゲームマーケット大賞"の対象になることです。
動き出したばかりの企画ですのでどうなるかはまだ未知数ですが、個人的には期待しているところです。
そしてもうひとつ、今回から始まったものに来場者による"いいね!カード"の投票によって決まる"おもてなし賞"があるのですが、19日に結果が発表されました。サークル"C Flat Major""ゲームサークルJOKER""merry-andrew-works"が受賞し、副賞として"ゲームマーケット2015春"の体験卓の申し込み料金が無料になるそうです。
また、この"いいね!カード"企画や"ゲームマーケット2014秋"についてのアンケートが設けられていますので、会場には行ったけどアンケートに答えるのを忘れた、といったかたなどにオススメです。
このように相変わらず盛況だったゲームマーケットですが、今後の予定は"ゲームマーケット2015大阪"が来年3月1日にハナミズキホールで、"ゲームマーケット2015春"が5月5日に東京ビッグサイトで開催とのことです。"ゲームマーケット2015春"は、会場が西2ホールになり今回よりも30%ほど広くなるそうですので、フリープレイコーナーの復活を期待しつつ、楽しみに待つことにします。
●URL
Game Market -
(橋本 崇史)