ボードゲーム・エントランス

ボードゲームやカードゲームを中心としたアナログゲームを紹介しています。なお、2016年1月28日以前の記事は、株式会社インプレスが運営していた“ゆるこいぶろぐ”に掲載していた記事を、許諾を得て転載したものです。

"ゲームマーケット2015春"は5月5日開催、今回からTCGが全面解禁に

 アナログゲームのイベント"ゲームマーケット2015春"の開催までいよいよ1カ月を切りました。今回は5月5日(火)祝日の開催で、会場は東京ビッグサイトの西4ホールから西2ホールに代わり、30%ほど広くなるそうです。

 

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 "ゲームマーケット"とは、アナログゲームの即売会・体験会を中心としたイベントです。扱われているジャンルはカードゲームやボードゲームテーブルトークRPGシミュレーションゲームゲームブックなどなど。

 

 主にサークルが制作したオリジナルのアナログゲームを購入・体験できる"一般ブース"や、主に企業が参加する"企業ブース/特設ブース"などが用意されています。

 

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 "ゲームマーケット2015春"の開催時間は10時から17時まで。入場料は、事前販売されている入場チケット付きカタログは1,500円(税込み)、当日販売される入場チケットは1,000円(税込み)、カタログは500円(税込み)。なお、保護者同伴の小学生および学生証を提示した中高生は入場無料とのこと。

 

 参加ブースの数は今回も順調に増えており、合計365。内訳はカードゲームが169、ボードゲームが116、シミュレーションゲームが21、テーブルトークRPGが19、グッズ・書籍関係が22、その他が18ということでした。

 

 各参加ブースの詳細情報は入場チケット付きカタログのほか、先日リニューアルされたばかりのゲームマーケット公式サイトでも確認できますので、是非チェックしてみてください。

 

□関連リンク

ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲームテーブルゲーム イベント

http://gamemarket.jp/

 

 今回からの新しい試みでは、カタログの冒頭にも書かれていますように、トレーディングカードゲームTCG)の全面解禁が注目です。前回までは参加できなかった企業系のTCGに門戸が開かれ、ブシロードTCG開発者をリクルートするブースや、『マジック:ザ・ギャザリング』のブースが登場するとか。

 

□関連リンク

【A22】ブシロード

http://gamemarket.jp/blog/%E3%80%90a22%E3%80%91%E3%83%96%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/

マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

http://mtg-jp.com/

 

 また、アナログゲームの宿泊型のイベントである"JGC"主催のテーブルトークRPGの体験会や、ゲームデザイナーらを招いて行われるトークショーなども行われるとのことです。

 

 テーブルトークRPGの体験会は、1時間程度で終了する短めのセッションが予定されており、遊べるゲームは『ソード・ワールド2.0』『クトゥルフ神話TRPG』『アリアンロッドRPG 2E』など。

 

□関連リンク

JGC出張版 テーブルトークRPGコーナー

http://gamemarket.jp/blog/jgc_trpg_area/

 

 一方トークショーは、"『7Wonders』『HANABI』の作者ボウザ氏公開インタビュー"と"ボードゲームクリエイターのための企画塾"の二本立て。

 

 ボウザ氏は『世界の七不思議』(『7Wonders』の日本語タイトル)などのデザイナーで、製作のエピソードなどを聞けるとか。"企画塾"は、ドロッセルマイヤーズ(元は輸入ゲームショップで、現在はオリジナルゲームなどを扱うネットショップを運営)の代表である元エニックスのプロデューサー渡辺範明氏から、企画についての話を聞けるとのこと。

 

 なお、今回からオークションはトークショーの一環として行われるそうで、ステージと100席ほどの椅子が用意されるとのことです。

 

□関連リンク

世界の七不思議 日本語版

https://hobbyjapan.co.jp/7wonders/

ドロッセルマイヤーズ Drosselmeyer's Board Game Mart

http://drosselmeyers.com/

 

 そのほかの注目イベントとしましては、前回に続き参加型のイベント"リアル謎解きゲームマーケット3"が実施されるほか、フリープレイコーナーが復活したのもうれしい知らせです。さらに、キッチンカーコーナーや"いいね!サインラリー"といった企画も継続して行われるようです。

 

□関連リンク

リアル謎解きゲームマーケット3 浮遊都市からの脱出

http://gamemarket.jp/game/%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%AC%8E%E8%A7%A3%E3%81%8D%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%883-%E6%B5%AE%E9%81%8A%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%84%B1/

 

 加えて弊社のグループ会社リットーミュージックも、新刊『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』の先行販売(会場限定特典付き)などを扱うブースを設けるそうです。

 

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企業ブースのA16はリットーミュージック

 

 そして忘れてはならないのは、本イベントで発表される新作までは、第一回の"ゲームマーケット大賞"の対象になることです。"ゲームマーケット大賞"とは、年間3回に渡る"ゲームマーケット"で発表された作品を対象にする賞で、数回の審査を経て優秀作品や大賞を選定します。初回は"ゲームマーケット2014秋""ゲームマーケット2015大阪""ゲームマーケット2015春"で発表された作品が対象になります。

 

 なお今後の"ゲームマーケット大賞"のスケジュールは、7月1日に一次審査を通過した作品が"ゲームマーケット"公式サイトで発表され、9月1日に二次審査を通過した作品が発表されるとのこと。

 

 そして10月20日あたりに優秀作品が"ゲームマーケット2015秋"公式カタログ及び"ゲームマーケット"公式サイトで発表され、11月22日の"ゲームマーケット2015秋"当日に大賞が発表されるそうです。

 

□関連記事

ボードゲーム・カードゲームを対象とした"ゲームマーケット大賞"が設立 - ゆるこいぶろぐ

http://analog-game.hatenablog.com/entry/24-gamemarketaward

 

 一方、カタログ自体にも見どころがありまして、前回のゲームマーケット"ゲームマーケット2014秋"で回収されたアンケートの結果をまとめたコーナー"GMアンケート結果発表!"では、回答者数が増えたのでより実態を反映した結果がぶっちゃけトークとともに楽しめます。

 

 また恒例のゲーム作家へのインタビューは、今回は"こげこげ堂本舗""鍋野企画""冒険企画局"の3組です。

 

□関連リンク

こげこげ堂本舗

http://koge2do.hateblo.jp/

ボドゲ戯画*まんがブログ(鍋野企画のWebサイト)

http://bodogegiga.jugem.jp/

Adventure Planning Service Website(冒険企画局のWebサイト)

http://www.bouken.jp/

 

 以上駆け足で"ゲームマーケット2015春"をご紹介してきましたが、今回もブースの数はかなり多いですので、事前にカタログを購入するなどした上で、ある程度目的を絞り込んでおくことを強くオススメいたします。なお、予約が必要なところもありますのでご注意ください。

 

●URL

ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲームテーブルゲーム イベント

http://gamemarket.jp/

 

(橋本 崇史)