アナログゲーム初心者の叔父たちと『おばけキャッチ』で遊んできました
筆者の場合、年初めに親戚が集まった際、ゆるく麻雀をするのが恒例になっているのですが、今年はその機会にアナログゲームをできないかと思い立ちました。というわけで、麻雀は遊べるけれどもカードゲームやボードゲームはまったく知らない叔父たちと、『おばけキャッチ』で遊んできました。
『おばけキャッチ』とは、カードのイラストを頼りに、そのカードが示す特定のコマをすばやく掴みとることが目的のお手軽なゲームです。取るべきコマが、カードにそのもののイラストが描かれている場合と、まったく描かれていない場合の2通りあるのが特徴で、思いこみにとらわれずにアタマをすばやく切り替える必要がある、混乱必至の名作です。詳しくは以下の記事をご参照ください。
●カードに合うアイテムをすばやく掴みとる、混乱必至のゲーム『おばけキャッチ』 - ゆるこいぶろぐ
http://analog-game.hatenablog.com/entry/03-obakecatch.html
今回アナログゲームをやってみようと考えた際に、持って行こうと思った作品の条件は以下の3つでした。少人数でも多人数でも楽しめることと、ルールはなるべく簡単なこと。そしてあまり小さなパーツがないこと。
そもそもアナログゲームを持って行こうと考えたきっかけは、麻雀で遊んだ際に、ルールが分からなかったり人数的に多すぎたりして、その場にいた親戚の一部しか参加できなかったことでした。
ですので、参加人数にある程度幅があっても対応可能で、ルールはすぐに覚えられるほど簡単なものが望ましかったわけです。なおかつ、当日は幼稚園前の甥たちも来るはずでしたので、誤飲の危険がある小さいパーツは無いほうがベターでした。
いざゲームを始める段になりますと小さい甥たちは先に帰宅済みで、参加者は筆者を含めて4人。内訳は筆者を除くと60歳代後半の人生のベテランぞろいとなりました。麻雀をする時間も必要なので短時間で終わるものがいいというわけで、いくつか持っていった中から『おばけキャッチ』で遊ぶことに。
結果、大いにウケました。まず、箱から取り出したオバケやカエルなどのコマが目を引いて掴みは上々です。それから"コマとイラストが全く同じ"場合と、"コマとイラストが異なった場合"のコマの取り方を説明してから、実際にカードを何枚かめくりながら例示したところ、すんなりと理解してもらえたようですのでプレイ開始です。
すると盛り上がること盛り上がること。序盤はどれが正解かがすぐには分からなかったり、お手つきが出たりしましたので、筆者がタイミングを見計らって正解を示しつつ理由を説明して納得してもらううちに、皆も慣れてきてすんなり進行し始めました。
すると再びお手つきが出たり考える時間が長くなったりし始めましたが、これは慣れてきたからこそ、の出来事でした。イラストにコマと全く同じものが描かれている場合、描かれていないものも出てきてしまうのですが、そのような場合でも描かれていないものを見つけるカードが続いていると、つい同じ思考でカードをみてしまい、お手つきしてしまうのです。
そのようなお手つきをした後、描かれていないものを取るカードがめくられますと、描かれていないコマを見つけたとしても本当にそれが正解なのかと疑心暗鬼になってしまい、手を出すのに躊躇してしまうという展開に。
一方筆者は、序盤は遠慮しつつ正解を例示することを兼ねながらコマを取っていましたが、途中からカードめくり係&正解かどうかを判断する審判として、3人の白熱した勝負を観戦するという役回りに落ち着きました。
ゲーム最後に残るカードが1枚になったと伝えたところ、「え、もう最後?」という声を聞けたので筆者としては大満足です。
この日は時間の関係上1回しか遊べませんでしたが、参加した叔父たちから数日後に『おばけキャッチ』が欲しいという連絡をもらいましたので、強い印象を与えたようです。当初のもくろみである、麻雀ができない人にも遊んでもらうということは果たせませんでしたが、これを足がかりにいろいろなアナログゲームで遊んでもらえるかもしれません。
ちなみに、その後の麻雀は筆者の一人負けでした。
●URL
おばけキャッチ2(日本語ルール翻訳元メビウス ゲームズのページ)
http://www.mobius-games.co.jp/Zoch/Geistes_Blitz2.html
(橋本 崇史)